| ホーム > ゴルフクラブの選び方 > 長さ | ![]() |
ゴルフクラブの長さ |
ゴルフクラブの長さとは、ロフト角とともに、飛距離を決定する数値の一つです。
一般的に、長いゴルフクラブほど、ボールを遠くまで飛ばすことができます。
また、ゴルフクラブの長さは、総重量とともに、ゴルフクラブの振り易さを示す数値の一つです。
同じ総重量であれば、長いゴルフクラブの方が振り難く、短いゴルフクラブの方が振り易く感じられます。

ゴルフクラブの長さは、上図に示すように、ゴルフクラブのソールを角度60度の面に当てて測ります。
この測り方は「60度法」と呼ばれています。ルールブックにおいて、「ゴルフクラブの長さは水平面と
ソール面の二つの面の交差点からグリップの上端までの距離」と定義されています。
ゴルフクラブの長さの測り方は「60度法」がルールブックに記載された正式な測り方ですが、
メーカーによっては、「ヒールエンド法」と呼ばれる別の測り方による長さを記載しているところもあります。
ヒールエンド法で測った長さは、60度法で測った長さよりも、0.5〜0.75インチほど短くなります。
また、ヒールエンド法の測り方も必ずしも一律ではなく、メーカーによって多少の違いがあるようです。
このため、シャフトに張られているシールやメーカーのウェブサイトの製品紹介ページ上のカタログ値の長さは、
必ずしも正確とは言えません。

ゴルフクラブの長さは18インチ(0.457メートル)以上でなければならず、パターを除いては48インチ
(1.219メートル)を超えてはならない、とルールブックで規定されています。
ドライバーの長さは、短いものでは42.5インチ、長いものでは47インチ超、とバラエティに富んでいます。
2007年〜2009年に市販された主なドライバー141モデルの長さの平均値は45.7インチでした。
市販の女性用ドライバーの長さは、男性用よりも1〜2インチ程短いようです。
ヘッドの高反発規制が実施されて以降、ゴルフクラブメーカーが飛びをアピールするためでしょうか、
ここ数年は徐々にドライバーの長さが長くなる傾向にあります。
市販のドライバーの長さの平均値が45.7インチなのに対し、世界のトッププロ約200人のドライバーの長さ
の平均値は44.8インチです(2010年4月発売のゴルフ雑誌より)。プロの方が約1インチ短いんですね。
タイガー・ウッズは、身長が188cmもありますが、それでも44.5インチのドライバーを使っています。
タイガー・ウッズが片山晋呉とラウンドしたとき、片山の45.5インチのクラブを「おもしろいね。」と
言っていたそうです。どうやら、プロにとっては、45.5インチのドライバーは「おもしろい」長さのようです。
一般的に、ドライバーの長さが1インチ長くなれば、5ヤード遠くまで飛ぶ、と言われています。
もし、長いドライバーで真っ直ぐ飛ばせるなら、タイガーも他のツアープロも、より遠くに飛ばすために、
ちょっとでも長いドライバーを使用することでしょう。でも、実際には使用しません。
なぜなら、長いドライバーでボールを真っ直ぐ飛ばすことは難しいと、彼らは知っているからです。
ツアープロでさえ、45インチ以上の長いドライバーはコントロールが難しいのですから、アマチュアの場合は
なおさらです。私の個人的な見解ですが、市販のドライバーは、総じて長すぎると思います。
ドライバーの方向性に悩んでいる方は、タイガーや他のツアープロのように、短いドライバーを検討してみる
のも良いかもしれませんね。
フェアウェイウッドの長さは、スプーン(3番ウッド)であれば、ほぼ全てのモデルが43インチ±1インチに
収まっています。
2007年〜2009年に市販された主なスプーン(3番ウッド)83モデルの長さの平均値は43.3インチでした。
ドライバーの長さが徐々に長くなる傾向に合わせて、フェアウェイウッドの長さも、ここ数年は徐々に長くなる
傾向にあります。市販の女性用フェアウェイウッドの長さは、男性用よりも1〜1.5インチ程短いようです。
最近は、スプーン(3番ウッド)やバフィ(4番ウッド)やクリーク(5番ウッド)以外にも、7番ウッド、9番ウッド、
11番ウッドなどがキャディバックの中には入っている方も多いと思います。これらのフェアウェイウッドの長さは、
スプーンまたはバフィを基準にして、0.75〜1インチ刻みで揃えると良いでしょう。また、リアルロフトは
3度〜4度刻みで揃えると良いでしょう。これにより、10〜15ヤード刻みで距離を打ち分けられます。
「長さ0.5インチにつき2〜3ヤード」、「ロフト1度につき2〜3ヤード」と覚えておけば良いでしょう。
ユーティリティーの長さは、短いものでは38.75インチ、長いものでは42.25インチ、とバラエティに富んでいます。
2007年〜2009年に市販された主なユーティリティー56モデルの長さの平均値は40.4インチでした。
市販の女性用ユーティリティーの長さは、男性用よりも1〜1.5インチ程短いようです。
ユーティリティーの長さ選びのポイントは、一番短いフェアウェイウッドの飛距離と、一番長いアイアンの
飛距離の差を、いかにして規則正しく埋めていくかです。「長さ0.5インチにつき2〜3ヤード」、
「ロフト1度につき2〜3ヤード」の2つの法則に基づいて、適切な長さ、適切なリアルロフトの
ユーティリティーを揃えるのが良いでしょう。
アイアンの長さは、5番アイアンの場合、ほぼ全てのモデルが38インチ±1インチに収まっています。
2007年〜2009年に市販された主な5番アイアン131モデルの長さの平均値は38.2 インチでした。
スチールシャフトの装着されたモデルは若干短い傾向にあり、63モデルの平均値は38.0インチ、
カーボンシャフトの装着されたモデルは若干長い傾向にあり、68モデルの平均値は38.4インチでした。
女性用アイアンの長さは、男性用よりも1〜1.5インチ程短いようです。
アイアンの長さは、番手が一番手下がる毎に、0.5インチずつ短くなります。これは全てのアイアンに共通です。
体格に応じたゴルフクラブの適正な長さはの基準は、一応あります。それは、身長と腕の長さによって
決まります。下の写真のように、メジャーを小脇に挟んだ状態で肩を水平にし、力を抜いてまっすぐ立ちます。
そして、両腕を脇に下ろして、床から利き腕の手首のしわまでの高さを測ります。ゴルフシューズを履いた時の
高さを測るのが望ましいので、素足で測った場合には、2〜3センチをたしてください。

測定した値に適したゴルフクラブの長さは下表をご参照下さい。
日本人の男性の場合、床から手首までの高さは、80センチ台の方が多いようです。
例えば、私の場合、身長177cmですが、床から手首までの高さは87cmでしたので、
5番アイアンの長さは、ほぼ平均的な38インチが適しています。
手首から床までの長さ(センチ) | 5番アイアンの長さの目安(インチ) |
|---|---|
68〜73 | 36 1/2 |
73〜80 | 37 |
80〜85 | 37 1/2 |
85〜90 | 38 |
90〜92.5 | 38 1/4 |
92.5〜95 | 38 1/2 |
95〜97.5 | 38 3/4 |
97.5〜100 | 39 |
100〜102.5 | 39 1/4 |
102.5〜105 | 39 1/2 |
105超 | 39 3/4以上 |
| プロゴルファーのアイアンの長さはどうでしょうか? 手首の高さのデータはさすがに見つかりませんでしたが、 身長別のアイアンの長さのデータがありましたので、 平均を取ってみたのが右の表です。 わずかずつではありますが、やはり身長が大きくなるほど、 アイアンの長さは長くなっていますね。 |
|
アイアンの長さに関して、平均的な体格の男性の方(身長が170cm前後の方)は、
市販されている38インチ前後のアイアンを、そのまま使用して差し支えないと思います。
ただし、その場合でも、ライ角は体格や構え方に応じて合わせた方が良いでしょう。
ライ角の詳細に関しては、ライ角のページをご参照下さい。
身長がかなり大きな方や小さな方、女性ゴルファーの方などは、ぜひ1度、床から手首のしわまでの
高さを測ってみて、上表に照らし合わせてみることをお勧めします。
ドライバーやフェアウェイウッドの長さに関しては、方向性が多少悪くても遠くまで飛ばしたいのか、
それとも飛距離が多少落ちたとしても安定してフェアウェイやグリーン方向にボールを運びたいのか、
これをどう考えるかによって、選び方が異なると思います。前者の方は長めのクラブに魅力を感じるでしょうし、
後者の方は短めのクラブに魅力を感じるでしょう。ちなみに私は後者です。
ゴルフクラブの長さと総重量には深い関係があります。
長さと総重量の関係については、総重量のページをご参照下さい。
ゴルフクラブの長さと振動数(シャフトの硬さ)には深い関係があります。
長さと振動数の関係については、振動数のページをご参照下さい。
数値を測ってみませんか?
長さ、総重量、振動数、バランス、リアルロフト、ライ角、重心角、フェースプログレッション、フェース角、
アイアンとウッドのマッチングもグラフで一目瞭然です。
長さ
