| ホーム > ゴルフクラブの選び方 > 総重量 | ![]() |
ゴルフクラブの総重量 |
ゴルフクラブの総重量は、長さとともに、ゴルフクラブの振り易さを示す数値の一つです。
同じ長さであれば、重いゴルフクラブの方が振り難く、軽いゴルフクラブの方が振り易く感じられます。
ゴルフクラブの総重量は、長さとセットで考える必要があります。
下のグラフで、縦軸は総重量、横軸は長さ、紺色のドットはアイアン、
ピンク色のドットは、ユーティリティー、フェアウェイウッド、ドライバーを示します。

このように、ゴルフクラブの長さと総重量の関係をグラフにした時に、適正な重量フローのクラブセットでは
クラブが長くなれば長くなるほど、総重量が軽くなっていき、各クラブを示すドットは、ほぼ一直線に並びます。
対照的に、不適正な重量フローのクラブセットでは、ドットが一直線になりません。
例えば、下のグラフは、アイアンに対して、フェアウェイウッドが軽すぎる例です。

不適正な重量フローのクラブセットの弊害はスイングテンポに決定的な悪影響をおよぼすことです。
上のグラフのケースを用いて例をあげますと、相対的に総重量が軽いフェアウェイウッドで、
スイングテンポが速くなってしまい、トップのミスが多発する、というようなことが起こり得ます。
メーカーが製造コストを削減するためでしょうか、フェアウェイウッドに、ドライバーと同じシャフトが
(もしくはシャフトの塗装だけを「for FW」と変えた、中身は同じシャフトが)装着されているケースもあり、
「フェアウェイウッドが軽すぎる」という例は、とても多く見受けられます。
スイングテンポのずれにより、一般的に、重いクラブではダフり易く、かつ右にミスし易くなり、
軽いクラブではトップし易く、かつ左にミスし易くなると言われています。
特定のクラブだけダフる、特定のクラブだけトップする、特定のクラブだけ右もしくは左にミスし易い、
という場合には、クラブセットの重量フローが不適正になっている可能性があります。
もう一つ、市販のゴルフクラブに顕著にみられる例は、ドライバーが重すぎるという例です。
ゴルフクラブのパーツの原価の中で、もっとも変動幅が大きいのが、シャフトです。
カーボンシャフト業界では一般的に、「低トルク・低重量は高コスト」と言われています。
メーカーが少しでも低価格の商品を市場に出すために、ターゲット層に合った適正な重量のシャフトよりも、
低コストのシャフトを優先してしまうことは、残念ながら、多々あります。
また、ドライバーの宣伝文句には必ずと言っていいほど「飛び」の要素が入っています。
高反発ヘッドで「飛び」を宣伝できなくなった今、メーカーは長さで「飛び」を宣伝することが必要になりました。
これらの要因から、長い割には重いシャフトが装着されたドライバーが市場に多く出回っています。
同じメーカーの同じブランドの同じフレックスで揃えれば、適正な重量フローのクラブセットになるでしょうか?
開発・製造・マーケティングというようなお仕事に関わったことのある方なら、答えが解ると思います。
適正な重量フローと適正な振動数フローは、ゴルフクラブの数値の中で最も重要です。
メーカーの製造コストとマーケティング戦略によって決められた重量と長さのクラブを選ぶのではなく、
適正な重量フローを考慮してクラブを選びたいですね。
ゴルフクラブの総重量は、ゴルフクラブの長さとセットで考える必要がありますので、
あくまでも参考数値としてご紹介しますが、クラブの種類ごとの総重量の平均値は以下の通りです。
ゴルフクラブ数値.comでは、下のチャートのように、ゴルフクラブを7つの重量帯
(1:超重い,2:かなり重い,3:やや重い,4:平均的,5:やや軽い,6:かなり軽い,7:超軽い)
に分類しています。
アイアン、ユーティリティー、フェアウェイウッド、ドライバーの全てを同じ重量帯か、
せいぜい一つ隣りの重量帯の中で統一すれば、適正な重量フローのクラブセットになります。

アイアンの総重量をベースにして、アイアンと同じ重量帯のドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティー
を選ぶのが、間違いのない選び方です。
アイアンの総重量をベースにして、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティーを選ぶとして、
そもそもアイアンの総重量はどうやって決めたらよいでしょうか?
一般的に言われているのは、「クラブは振りきれる範囲で重い方が、スイングは安定する」ということです。
第一選択肢としては、スチールシャフトを装着したアイアンセットをご検討されてはいかがでしょうか。
スチールシャフトの方がシャフトの重量や硬さの精度が高いですし、何と言っても、価格が安いです!
市販のアイアンに装着されているスチールシャフトは、トゥルーテンパー社の「ダイナミックゴールド」
という重量スチールシャフトと、日本シャフト社の「N.S.Pro950GH」という軽量スチールシャフト、
この2種類のシャフトでほぼ寡占状態です。
男性でパワーとスピードに自信のある方であれば、ダイナミックゴールドなどの重量スチールシャフトを
装着したアイアンセットが第一の選択肢として挙がってきます。
ダイナミックゴールドの場合、5番アイアン(38インチ前後)の総重量は430g前後になります。
上記のチャートの重量帯で言うと、一番上の「1.超重い」に分類されます。
ダイナミックゴールドでは、ちょっと重すぎるいう方であれば、N.S.Pro950GH などの軽量スチールシャフトを
装着したアイアンセットが第二の選択肢として挙がってきます。
N.S.Pro950GH の場合、5番アイアン(38インチ前後)の総重量は400g前後になります。
上記のチャートの重量帯で言うと、上から3番目の「3.やや重い」に分類されます。
軽量スチールでも重いという方は、やむを得ず高価なカーボンシャフトを装着したアイアンセットを
選択することになります。カーボンシャフトを装着したアイアンセットの重量帯は幅広く、
5番アイアンの総重量で、下は310gから、上は400gまであります。
カーボンシャフト装着アイアンの平均値は360gぐらいです。
アイアンのシャフトをリシャフトされる場合には、総重量の選択肢が大きく広がります。
ダイナミックゴールドやN.S.Pro950GH 以外にも、多数のアイアンシャフトが存在します。
各シャフトの詳細は、シャフト検索のページでお探し下さい。
|
アイアンの総重量が決まれば、適正なドライバー・フェアウェイウッド・ユーティリティーの総重量は、
上記の重量帯別チャートを用いて、簡単に選ぶことができます。
例えば、ダイナミックゴールドを装着したアイアン(重量帯は「1.超重い」)をご使用で、
ドライバーの長さは45インチぐらいが良いなぁ、という方でしたら、上記の重量帯別チャートから、
適正なドライバーの総重量は320g台であることが判ります。
同様に、N.S.Pro950GH を装着したアイアン(重量帯は「3.やや重い」)をご使用の方でしたら、
45インチのドライバーの適正総重量は300g前後になります。
フェアウェイウッド・ユーティリティーも同様のやり方で最適な総重量のクラブを探すことができます。
ゴルフクラブはグリップとシャフトとヘッドで構成されていますが、この中で最も重量幅が大きいのが
シャフトです。
適正なシャフト重量については、シャフトの選び方 > シャフト重量 のページ をご参照ください。
数値を測ってみませんか?
長さ、総重量、振動数、バランス、リアルロフト、ライ角、重心角、フェースプログレッション、フェース角、
アイアンとウッドのマッチングもグラフで一目瞭然です。
ご要望があれば、重量フローと振動数フローを考慮した、リシャフトのご提案も致します。
当店の重量フロー理論をご活用いただける企業さまを募集しております。
どうぞお気軽に info@golfclubsuuchi.com までご連絡下さい。
総重量
