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重心高さ |
ゴルフクラブの重心高さとは、下の写真のように、ヘッドの重心からフェース面に垂直に下ろした線と
フェース面とが交わる点から、リーディングエッジまでの距離です。
アイアン、ユーティリティー、フェアウェイウッドなどのように、芝の上のボールを打つクラブの場合には、
一般的に、低重心の方がボールが上がり易く、やさしいクラブであると言えます。


| フェース上の重心は、 右の写真のようにして測定します。 | ![]() |
市販ゴルフクラブの重心高さの平均値は、以下の通りです。
フェアウェイウッドやユーティリティーやアイアンは芝の上から打つので、低重心であるほどやさしくなります。
しかし、低重心と言うのは、実は良いことばかりではなく、悪い一面もあるのです。
低重心にするためには、ヘッドの下の方にたくさんの重量を配分する必要があるのですが、
このように一部分だけに重量をかたよらせると、ヘッドの慣性モーメントが小さくなってしまうのです。
つまり、大きな慣性モーメントによる「大きなスイートエリア」と「低重心」は両立が難しいのです。
下の2つのグラフは、フェアウェイウッド241本とアイアン408本のそれぞれについて、
重心高さと慣性モーメントの関係の統計を取ったものです。
低重心であるほど、慣性モーメントが小さくなっていることが解ります。


市販アイアンのヘッド形状ごとの重心高さの平均値は下表のようになっています。
ヘッド形状による重心高さの違いは、それほど大きくないようです。
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低重心と大きなヘッド慣性モーメントは両立することができません。
低重心にすれば、ヘッド慣性モーメントが小さくなりますし、
ヘッド慣性モーメントを大きくすると、重心が高くなってしまいます。
芝の上のボールを打つクラブの場合、ヘッドスピードの遅いプレイヤーは、ヘッド慣性モーメントよりも、
低重心を優先してクラブを選ぶ方が良いと思います。低重心のクラブの方がと、ゴルフがやさしくなります。
一方、ヘッドスピードの速いプレイヤーの場合、インパクトの瞬間に、ボールがクラブフェース上をずり上がる
動きが大きいため、必要以上に低重心である必要はありません。
むしろ、あまりにも低重心すぎると、重心よりも高い位置でボールを打ってしまい、バックスピンの少ない
ボールになってしまう可能性があります。
低重心はほどほどにして、ヘッド慣性モーメントがある程度大きいものを選ぶ方が良いと思います。
下記の表で、重心高さが低過ぎるクラブは避けたほうが良いでしょう。
ゴルフボールの半径が21.3mmであることを考えれば、例えば重心高さ21mmのクラブでも
十分に低重心です。
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