低重心率

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ゴルフクラブヘッドの低重心率とは

 ドライバーの場合だけに適用される数値で、以下の式で表されます。低重心率の数値が小さいほど、そのドライバーは低重心であると言えます。

(低重心率) = (重心高さ) ÷ (フェース高さ) x 100

低重心率の数値が小さいほど、そのドライバーは低重心であると言えます。

低重心率とは

                    
                    
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低重心率と似たような指標として「有効打点距離」という概念もあります。(有効打点距離)=(フェース高さ)-(重心高さ)です。有効打点距離がが大きいほど、そのドライバーは総じて低重心であると言えます。

市販ゴルフクラブの低重心率の平均値

2010年~2012年に市販された主なドライバー271モデルの低重心率の平均値は59.7%です。

ドライバーが低重心だと何が嬉しいのか

低重心だと飛ぶ

芝の上から打つアイアンやユーティリティーやフェアウェイウッドであれば、低重心であるほど
重心でボールをヒットし易くなるため、低重心の方がやさしいということが、直感的に分かります。でも、ドライバーはティーアップして打ちます。ドライバーを低重心にしたら何か良いことがあるのでしょうか?

答えは飛距離です。ドライバーが低重心であるほど、ロングドライブになる確率が高くなるのです。その理由を理解するためには、まずは「ギア効果」について、ご説明しなくてはなりません。

ギア効果とは

ギア効果とは、スイートスポットよりもトゥ寄りでボールをヒットするとフック回転がかかり、スイートスポットよりもヒール寄りでボールをヒットするとスライス回転がかかるという現象です。図でお分かり頂けるでしょうか? インパクトの瞬間に、ボールとヘッドはほんの少しの間、ひっつきます。

ギア効果とは

                    
                    
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スイートスポットよりもトゥ寄りでボールをヒットした場合、ボールとヘッドがひっついている間に、ヘッドはオフセンターヒットの衝撃により、時計回りに回転します。この時、フェース面とボールは歯車(ギア)が噛み合っているような状態となり、ボールにはヘッドの回転とは逆の方向の回転(フック回転)がかかります。

スイートスポットよりもヒール寄りでボールをヒットした場合には、上記と逆の回転(スライス回転)がかかります。これが「ギア効果」です。このようにボールに横の回転を発生させるギア効果を「横のギア効果」と言います。

縦のギア効果

これに対して、「縦のギア効果」という現象も、同様の理屈で発生します。

スイートスポットよりも上でボールをヒットした場合、ヘッドはオフセンターヒットの衝撃により、上方向(ロフトが大きくなる方向)に回転します。

縦のギア効果

                    
                    
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図で言うと、ヘッドは赤矢印の向き(反時計回り)に回転します。そして、ボールにはヘッドの回転とは逆の方向の回転(トップスピン)が加わります。

実際には、ゴルフでボールにトップスピンがかかることはないので、バックスピンを減少させることになり、バックスピン量の少ない球を打つことができます。また、スイートスポットよりも上でボールをヒットした場合、ヘッドが上に回転した分、インパクトロフトは大きくなり、出玉は高くなります。

低重心のドライバーの場合、スイートスポットよりも上でボールを打つ確率が高まるため、高弾道かつ低スピンのボールを打てる確率が高まるのです。 

バックスピンと弾道および飛距離の関係

下の図は、バックスピン量と弾道の違いを表したものです。

                    
                    
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弾道と飛距離

                    
                    
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ヘッドスピードの速いプレイヤーは、上図の黒い線に示すように、バックスピン量が多すぎることにより、飛距離を損していることが多いです。俗に言う「球が吹けあがる」という現象です。

低重心のドライバーの場合、スイートスポットよりも上でボールをヒットする確率が高まるため、出球が高くかつ低スピンの弾道の出る確率が高まります。つまり、上図の黄色い線に示すような弾道になる確率が高まり、結果的に飛距離が伸びる確率が高まるのです。

  

低重心率と慣性モーメントの関係

クラブヘッドを低重心にするためには、ヘッドのクラウン側(ヘッドの上側)を軽くするか、もしくはヘッドのソール側(ヘッドの下側)を重くする必要があります。つまり、ヘッドのソール側に重量をかたよらせる必要があります。

ヘッドのソール側に重量をかたよらせると、ヘッド左右慣性モーメントは小さくなってしまう傾向があります。一部分だけに重量をかたよらせると、慣性モーメントは小さくなってしまうという特徴があるからです。

下のグラフは、ドライバー251本を対象にして、低重心率とヘッド左右慣性モーメントの関係を表したものです。全体的な傾向としては、低重心率の数値が小さいほど、ヘッド左右慣性モーメントの数値も小さくなり易いことが分かります。

低重心率とMOIの関係

ゴルファーがドライバーヘッドを選ぶ際には、大きなヘッド左右慣性モーメントで「安定性」を求めるか、それとも低重心で「飛距離」を求めるかという選択を迫られるわけです。

  

低重心率を用いたヘッドの選び方

「安定性」を優先させるならば、低重心のモデルよりもヘッド左右慣性モーメントの大きいモデルを選ぶ方が良いです。また、女性プレイヤーや非力なプレイヤーの場合には、ドライバーでバックスピン量が少なすぎるために、球が十分に上がらず、飛距離を損しているケースもあります。その場合には、むしろ高重心のドライバーを選ぶ方が飛距離が伸び、かつ安定性も得られます。

なによりも「飛距離」を優先させるならば、低重心のモデルを選ぶと一発の飛びを期待できます。低重心のモデルを選ぶ場合に、一つ重要な考慮点があります。高重心のモデルから低重心のモデルに変更する場合には、リアルロフトが1~2度大きいものを選びましょう。低重心のモデルで、かつリアルロフトが小さいモデルを選ぶと、回転数が少なすぎて、球がドロップしてしまい、全く飛距離が出なくなるケースがありますので注意が必要です。

  

実際のゴルフクラブの数値

実際のゴルフクラブの数値を数値ページでご参照ください。

           

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